ネギま!を知ったのは実はアニメから。
ある夜、テレビを付けていたらなにやら面白そうなアニメが…それがネギま!だったのです。
そこから堕ちるのは早かった。
あっという間にオタクの道へ…
ですが実はそれ以前から801系に走っていたので、染まるのが速かった。と言うかそれ以前に染まりきっていたか。
そんな私は大学生。某私立大学で漫画研究会に所属しています。
近いうちにイベントでネギま!のSS集を出したいと思っています。
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彼に初めて出会ったのは、寒い冬でした。
その日、私は一人で出かけていました。
そして買い物を済ませて帰る道すがら、彼に出会ったのです。
彼は歌っていました。ですが、誰一人足を止めず、通り過ぎていきました。
そんな中、私は思わず足を止めて聴き入りました。
そのメロディは優しくて、そして儚げで…私は彼の歌の虜になりました。
私は言いました。「綺麗な歌…」
すると、彼は歌うのをやめ、私に言いました。
「ありがとう。お嬢さん。」
私は素直な気持ちを呟いただけでしたが、なんだか嬉しくなりました。
私はしばらく、彼の歌を聴き続けていました。
しばらく聴き続けていると、夕刻を告げる歌が聞こえてきました。
「あっ…」
私のその声を聞いて、彼は言いました。
「早くお家にお帰りなさい、お嬢さん。家族の方が心配なさらない内に。
貴方が私の歌を聴きたいときはいつでもここに来るといい。私はいつでもここにいますよ。」
そう言われても帰るのが嫌でしたが、帰り道につくことにしました。
それからの私は、毎日彼の歌を聴きに行きました。
彼は、毎日変わらない歌声で歌い続けていました。
私はずっと聴き続けていました。
ですが、別れは唐突に訪れました。
その日、いつも彼が歌っているところへ行くと、一枚の手紙がありました。
そこにはこう書いてありました。
『親愛なるお嬢さんへ。
きっとこの手紙を見ているころ、私は貴方の前から居なくなっているでしょう。
私が貴方を裏切ってしまうことを許してください。
貴方が私の歌を「綺麗」だと言ってくれた事、とても嬉しかったです。
貴方の心に、いつまでも私の歌が残ってくれることが、私の生きていた証です。
どうか忘れないでいてください。
貴方の心に、いつまでも私の歌が残りますように…』
名前は書いてありませんでした。
気がついたら、私の足元に3つ、雫の落ちた跡がありました。
それを見て、私は泣き崩れました…
「…こんな話があったの。」
「へぇ~なんか凄いいい話じゃない。」
なかなか好印象!すかさず私は提案した。
「でね、今度この話を台本にしようと思うんだけど…どうかな?」
「いいんじゃないの?ただ結構広げていかないとダメかしらねぇ…」
「やっぱりそうかなぁ…」
…予想通りのことを言われてしまった…。
ま、さすがにこの話が自分の過去だ~なんていえるはずないし…
台本化はもう少し先の話かな。
End...