ネギま!を知ったのは実はアニメから。
ある夜、テレビを付けていたらなにやら面白そうなアニメが…それがネギま!だったのです。
そこから堕ちるのは早かった。
あっという間にオタクの道へ…
ですが実はそれ以前から801系に走っていたので、染まるのが速かった。と言うかそれ以前に染まりきっていたか。
そんな私は大学生。某私立大学で漫画研究会に所属しています。
近いうちにイベントでネギま!のSS集を出したいと思っています。
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
I can't see you. but now, I can.
「風が気持ちいい……」
満月が辺りを照らす夜、私は一人佇んでいた。
眠る事の出来ない私にとって、夜というのはただ自分の仕事をする時間でしかない。
マスターがお休みになられた後、私は決まってこの場所に来る。
学園都市を一望できるこの坂の上。
私はロボットだから「綺麗」という感情や「気持ちいい」という感情をもたない。
でも何故、今私は「気持ちいい」という言葉を発したのだろうか…?
「茶々丸さん。」
呼ばれたほうに向くと、私が本来見えるはずのない人物が「見えた」。
「相坂…さん…?」
同じ3年A組に所属し、出席番号1番の相坂さよさん。
マスターや他の方の話から推測される人物像として私が持っている情報は、
「幽霊」という事であった。
私は目の前の人物を見ての反応が出来なかった。
しかし、彼女は確実に私に話しかけているのだった。
「驚きました?あなたには絶対に見えないって思ってたんです。
なんてったってあなたはロボットなんですもの。でも今確実にあなたに見えてる。
何でだと思います?」
私はそう聞かれて答えを見出せなかった。
今こうして話していることに対しての処理が追いついていない。
いわゆる「戸惑っている」状態。
「す…すみません…今少し処理が追いついていないようで…」
「いいんですよ。戸惑うのも無理はありません。だって、今まで見えていなかったんですもの。」
相坂さんは優しく笑っていた。
「す…すみません…しかし、何故私に見えるようになったのでしょう?」
物は試しと聞いてみた。
すると相坂さんは、待ってましたとばかりに明るい表情で答えた。
「それがですね!授業が終わった後に不意に居眠りしてたんです。
それで目が覚めたら…なんと私の姿が他の人に見えるようになっていたんです!
なんでかは分からないんですけどね…」
世の中には非現実的な事象と言うものが沢山存在しているという事を以前から確認はしていた。
今回の相坂さんのこともその「非現実的な事象」に入るのだろう。
でも、今の私にとってそんな事はどうでもいいと思った。
「見えていることというのも…とても大切なことなのですね。
そんなに明るい幽霊さんだったなら、もっと早く見えていたらよかったです…」
…何を言ってるんだろう…私…やっぱりさっきの高負荷でメインCPUに異常が出たのか…
私の言ったことで相坂さんは顔を真っ赤にしてしまった。
「そ…そんな…私なんか…ぜんぜん明るくないですし…ただの根暗な地縛霊ですし…ゴニョゴニョ…」
何かを言っているようだったが、私の聴覚システムでも聞き取れなかった。
その辺は幽霊である影響なのだろうか。
しばらくの沈黙。
先に口を開いたのは相坂さんだった。
「ところで…やっぱりここから見る景色はいつ見てもいいですよねぇ…
それだけはいつまでも変わらない…私、ここからの景色が少しずつ変わっていくのをずっと見てきました。
でも、やっぱり変わらないのはこの綺麗な景色。そして向こうから吹いてくる風。
そして、夜の満月に照らされたこの街。いつ見ても変わらないんですよね…」
そう話す相坂さんの表情は、満月に照らされたその顔は…とても美しかった。
「相坂さんって…可愛い…ですね……」
「へぇ!?なっ…何を突然言い出すんですか!?」
びっくりさせてしまったようだ。相坂さんはあたふたしながら言った。
「本当の事を言っただけですが…いけませんでしたか?」
「いやっ…ダメかって聞かれても……………」
再びの沈黙。
そのときだった。
『おい茶々丸!何処をほっつき歩いてるんだ!』
マスターだ。相当お怒りのご様子…
「すみません…マスター」
『まぁいい…直ぐに帰って来い。』
「はい。マスター…」
その様子を見ていた相坂さんは、
「エヴァンジェリンさんですね…」
「はい…直ぐに帰って来いとのご命令でした…
すみませんが私はこれで失礼します…」
残念だが、マスターの命令は絶対。逆らう事は許されない。
「分かりました。またお話しましょう!」
「はい…では…」
私は飛んで帰った。
翌日朝…
朝食を食べていたエヴァンジェリンは突然茶々丸に言った。
「茶々丸。今日は一人で先に学校へ行け。私は用事がある。」
「あ…はいマスター。」
茶々丸は言われたとおり先に学校へと向かった。
教室に着くと、いつもどおり騒がしい。
茶々丸の足はなぜか先に自分の席ではない方向へと向かっていた。
昨晩の高負荷がまだ影響しているのだろうか?
そして、教室の一番前の列一番窓側の席へと向かった。
そこには誰も座っていなかった。
誰もいない席に向かって茶々丸は挨拶をした。
「おはようございます…相坂さん…………」
終わり。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
激しい言い訳と共にお送りする大変ルーズなあとがき。
そしてコメント返しもありますよ!
とりあえず今回は友人のごまだんご氏のリクエスト「さよちゃんを出してけれ」にお答えして…
ってメインがいつの間にか茶々丸になってるのは仕様ですw
ごめんごまやん!!!
…さてさて。
なんとなく終わりが微妙なのも仕様です。
もうそろそろきついです(早いよ)
次回作はきっと甲子園に関連する話です。だめだ……どうあがいても労働基準法に触れる…
なんとなくそういうのが書きたいんですよ。
現実離れとはいえ…法律違反はいかん……orz
くそう!労働基準法め!(コラコラ)
って事で。
コメント返し!!
根木春野さま
はじめまして!&初コメントありがとうございます!
こんな偏狭の地までお越しくださって本当にありがとうございます!
>>意表をつかれました!?
よっしゃ!(ぇ)本当はこんなギャグに落とすつもりじゃなかったんです~!!
本当はガチの「パル×ハカセ」の別れ話を書きたかったんです~!!!!
許して下さい~!!!
サイト行かせて頂きました!
ビンカン王…私には無理です…orz
コメントありがとうございました!これからもよろしくお願いします!!
他のブログではあまりコメント返し出来ていないのですが……
こちらのブログのコメントは必ず返信させていただきますので是非コメントをお寄せください!
よろしくお願いします!!