ネギま!を知ったのは実はアニメから。
ある夜、テレビを付けていたらなにやら面白そうなアニメが…それがネギま!だったのです。
そこから堕ちるのは早かった。
あっという間にオタクの道へ…
ですが実はそれ以前から801系に走っていたので、染まるのが速かった。と言うかそれ以前に染まりきっていたか。
そんな私は大学生。某私立大学で漫画研究会に所属しています。
近いうちにイベントでネギま!のSS集を出したいと思っています。
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キッチンにはハイライトとウィスキーグラス。
「…平和だなぁ…」
静かな昼下がり、私は「ヒミツの場所」に来ていた。
ここには誰も来ない。というか、普通来る事は出来ない。
まぁ言ってしまえばここは屋根の上。
私しか知らない場所。
小学校4年の時に見つけた場所。
ここなら誰も来ない。
一人になれる場所。
そこで私は、ブレザーの胸ポケットからあるものを取り出した。
タバコとライターだ。
当然ながら私は未成年。
タバコを吸ってはいけない年齢だ。
だが誰も見ていないのだから構わない。
私はタバコを箱から出し、口にくわえて火をつけた。
そして一気に煙を吹き出した。
「…平和だなぁ…」
普段私は平和とはかけ離れた世界にいる。
事件や事故、スクープを追い続けている毎日。
だが、さすがに毎日そんな日々を送っているのは疲れる。
だからここで一服するのだ。
まぁ…ばれたらとんでもないことになるんだろうけど…
でもだれも来るはずがない。
それを確信しているから、私はここで心置きなくタバコが吸えるのだ。
そう…心置きなく……
「和美さん♪」
「あわっ!?」
素っ頓狂な声をあげる和美。
当然である。まさか誰かがここに来るなんて予想外なのだから。
さらに言えば、一番来て欲しくなかった人物が来てしまったのだから……
「さ………さよちゃん!?…どうしてここに…」
「いえ、この辺を散歩していたら、偶然和美さんの波動を感じたから…って、和美さん!?」
さよは、和美の右手に握られているものを見て驚き、声をあげた。
「い……いや………これは…………そのぉ……………」
「た……タバコ……ですよね……」
さよは少し寂しそうに呟いた。
やはり親友がタバコなぞを吸っていたことがショックだったのだろう。
「…………………」
「…………………」
沈黙。
完全なる沈黙。
風が木の葉を揺らす音だけが辺りを支配する。
重い沈黙を破ったのは、和美の方だった。
「……やっぱり……タバコ吸ってるなんて………よくない…かな……」
「え?」
「いや…何かさ……なんでタバコなんて吸ってるんだろうなぁ~って時々思うわけさ。
それでも何でだか吸っちゃうんだよねぇ……あの時から……ずっと……」
和美の一言に、さよは一瞬ひっかかった。
「(あの時……?)」
そんなさよの様子に気付いたのか、和美は取り繕うように言った。
「と…・・・とにかく、この事は秘密にしておいて!お願い!」
「いいですよ。」
「本当!?」
さよの一言に、一気にテンションの上がる和美。
「その代わり………」
「?」
「ずっと友達で…いてくれるって、約束してくれますか?」
「……いいよ。」
おわり。
お詫び
こちらの不手際で、完全でない状態のまま掲載されていました。
加筆・修正し、再掲載いたします。
という事で久々のネギ小説です。
今回は和美にちょっと悪い事をさせてみました。
たぶん吸い始めたのは中学校入ってすぐくらいですかね?たぶんw
って感じの作品でした。
ちなみに、タイトルはハナレグミの「家族の風景」からとりました。