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魔法先生ネギま!のファンブログ。というか主に管理人作のネギま!SSを載せて行きます。
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プロフィール
HN:
神楽霧月
性別:
男性
職業:
大学生
趣味:
さまざま…
自己紹介:
兵庫県の歌劇で有名な街出身で現在東京都渋谷区在住のぬるいオタク。
ネギま!を知ったのは実はアニメから。
ある夜、テレビを付けていたらなにやら面白そうなアニメが…それがネギま!だったのです。
そこから堕ちるのは早かった。
あっという間にオタクの道へ…
ですが実はそれ以前から801系に走っていたので、染まるのが速かった。と言うかそれ以前に染まりきっていたか。
そんな私は大学生。某私立大学で漫画研究会に所属しています。
近いうちにイベントでネギま!のSS集を出したいと思っています。
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「実用魔法先生ネギま!技能検定試験」

とりあえず突発でやろうと決めました。
ネギま!の試験企画です。
その前に問題集を作ろうと思いました。
ってことで作ります。
ちなみに本試験実施予定は来年夏。
また詳細は近いうちに発表します。

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願い事一つだけ。

ここは麻帆良学園本校女子中等学校図書館。
複数の教育機関がある麻帆良学園において2番目に大きな図書館だ。
16時を回り、利用者の数もまばらになってきたからか、館内は静寂に包まれていた。
その静寂を切り裂くかのように、それは音を発した。

PiPiPiPiPiPiPi…………

けたたましく鳴る携帯電話。館内にいた人間が一斉に音に反応する。
そしてその音の出所を見つけ、一斉に睨む。
その音の出所…それは本来絶対に音が出るはずのない場所だった。
図書館入り口に程近い入館受付カウンター。
そこに座っている少女が大慌てで後ろの事務室に駆け込んだ。
そして再び図書館には静寂が訪れた。


一方その頃図書館事務室では…
「はぁ…はぁ…はぁ…び………びっくりしたぁ…………何でケータイが鳴ったんだろう…
 あれ…?マナーがオフになってる!あちゃ~…私ってやっぱりドジ…」
肩を落としながら携帯電話を操作する。
どうやらメールのようだ。
「メール??…エヴァンジェリンさんからだ。どうしたんだろう…こんな時間に…」
最近エヴァも携帯電話の使い方を覚えたらしく、
のどかとエヴァはメル友になっていた。
「えっ?……」
メールを見たのどかは思わず声を上げた。
メールにはこう表示されていた。

===========================================================

Send to:Nodoka Miyazaki
Sent from:Evangeline.A.K.McDowell
Sent at:16:13 5.1.2006
Title:宮崎のどかへ
私だ。
突然すまないが、18時に第2体育館の裏手に来てくれ。待ってる。

Evangeline.A.K.McDowell

===========================================================

「エヴァンジェリンさんから呼び出し……?」
のどかは戸惑った。
彼女から呼び出される事は初めてだ。
「なんだろう……大切な話しがあるのかなぁ……」
のどかはとりあえず返事をすることにした。

====================================================================

Send to:エヴァンジェリンさん
Send from:宮崎のどか
Send at:2006年5月1日 16:20
Title:エヴァンジェリンさんへ
宮崎です。
さっきのメールの件分かりました。
ただ図書委員の仕事が長引いたら少し遅れてしまうかもしれません。
そのときはすみません。

のどか

====================================================================

「よしっと……」
なにはともあれ若干の不安は残るものの、行くことにした。


時間は17時50分。
場所は麻帆良学園第2体育館の裏。
告白のメッカとも言われている場所である。
当然ながら人はいない。
…が……一人だけいた。
エヴァンジェリンA.Kマクダウェル。
不死の魔法使い。闇の福音。
吸血鬼の真祖。
そんな彼女が珍しく不安そうな顔をしながら佇んでいた。
彼女は待っていた。
「宮崎のどか」その人を……
約2時間前、メールを送った相手。
そして…

「本当に来てくれるのだろうか…」
エヴァは不安でいっぱいだった。
相手が来るかどうかは相手次第。
それで何度も裏切られたことがあった。
それでも今回は信じていた。
宮崎のどかは決して裏切らないと。
確信しきっていた…
そして………

キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン……カ~ンコ~ンキ~ンコ~ン…

鳴り響く18時のチャイム。
下校時刻を告げるチャイム。
エヴァにとっては待ちわびていた時間……
その時…

「パタパタパタパタ……」


のどかは必死に走った。
足は遅いながら必死に走った。
息を切らしながら走った。
約束の時間にちょっとでも間に合うように…
「エヴァンジェリンさん!!」
のどかは叫んだ。
その声にエヴァは振り向いた。

待ちわびた人が来た。

信じていたら来てくれた。

エヴァは冷静を装った。
「は…走って来る事はなかったんだぞ…その…私なんかのために…」
「そ…そんな!…待ってる人がいるのに歩いては行けませんよ!」
エヴァが言った言葉にのどかはすかさず反論した。
そして息を落ち着けてたずねた。
「あの…エヴァンジェリンさん…今日はまたなんで私を呼び出したんですか?」
「そ……それは……」
早々の質問に少し戸惑うエヴァ。
もちろんのどかは首をかしげた。
さっきからエヴァの様子が明らかにおかしいのだ。
「エヴァンジェリンさん…???」
のどかが不思議そうに聞くと、エヴァは突然言った。
「み…宮崎のどか…今から私が言う話を…その……黙って聞いてくれないか?私が話し終わるまで!」
「え…あ、はい。いいですよ。」
のどかは事情は分からなかったが話を聞くことにした。

「…宮崎のどか…お前と初めて話をしたのはぼーやが来てからだった…
 最初はぼーやと一緒にいるときにしか話はしなかったが、
 私はお前と話をするのがだんだん楽しくなった。
 そこでお前のメールアドレスを聞いたのだ。
 無論、私は機械にめっぽう弱い。…まぁ、ゲーム機は別だがな」
その一言にのどかは笑った。
「わっ…笑うなっ…
 ゴホン!とっ…とにかく私は苦手な機械である携帯電話の使い方を必死に覚えた。
 それでなんとか今はまともにメールが使えるようになった…
 それもお前と話をするため…
 不思議なものだ。最初は『携帯電話など…』と馬鹿にしていた私が今じゃ携帯を手放せない。
 そのうえ、お前からのメールが来ないとなんだか不安になってしまう…」
のどかは驚いていた。
最初エヴァは「こんな使いにくい機械…もう疲れるわー!!!!!」
と言うようなメールをのどかに送っていた。
が、ここまで自分とのメールが楽しくなっているとは思っていなかったのだ。
のどかも携帯電話は使う方だが、メールの相手は限られていた。
「全く…人間というものは弱いものよ…
 私も、とっくに人間である私は死んだと思っておったのに…
 どうやらまだ人間としての心を持っているらしい…
 こんな気持ちは久しぶり…いや、もしかしたら初めてなのかもしれない…」
そういうとエヴァは話をするのを止め、俯いた。
のどかは思わず聞いた。
「エヴァンジェリンさん…大丈夫で…」
「まだ私の話の途中だ。お前は黙って聞いていてくれ。」
エヴァは俯いたままのどかに言った。
のどかはもう一度黙って聞くことにした。
「私のような奴がこんな事を言って許されるとは思わないが…
 …宮崎のどか…お前にどうしても言いたいことがある…」
のどかは少しどきどきしていた。
のどかの脳裏に、エヴァの言いそうな言葉が一言浮かんだのだ。
「宮崎のどか…いや、のどか。
 私はお前のことが…

 

 …好きだ。これだけが言いたかったのだ……」

のどかは驚いた。と同時にその言葉をかみ締めた。
エヴァは女の子である。だが自分を好いてくれている…
こんな根暗で本ばっかり読んでる現実逃避娘に好意を抱いてくれている…
そのことが嬉しかった…
「…返事を聞くつもりはない…私が言いたかった事は全部話した…
 …すまなかったな…こんな用事で呼び出して………」
そう言ってエヴァは帰ろうとした。すると…
「そ…そんなのずるいです!」
のどかの声に驚いて振り返るエヴァ。
のどかの目には涙が浮かんでいた。
「エヴァンジェリンさん…ずるいですよ…自分の気持ちだけ言って行っちゃうなんて…
 返事を聞くつもりはないなんて酷いですよ…
 私だって…発言権はあるはずです!」
のどかの言葉に驚くエヴァ。
あんなに強く言うのどかは初めてだった。
「私の気持ちだって…聞いてくれたっていいじゃないですか…」
「……あぁ…そうだな…………」
そういってエヴァはのどかの方に向き直った。
そしてのどかは口を開いた。
「エヴァンジェリンさんと初めてメールをした日、覚えてますか?
 エヴァンジェリンさん、慣れないケータイを必死に操作してメールしてくれたんですよね?
 あの文面を見たらわかります。
 私なんかとのメールのためにあんなに必死に返事をしてくれて…私も嬉しかったんです。
 それから、少しづつエヴァンジェリンさんの返信速度も上がっていって…
 そうすると沢山話が出来るようになって…
 エヴァンジェリンさんと面白い絵本の話をしたときは私本当に楽しかったんです。
 でもあの時はごめんなさい。私も思わず熱くなってしまって…」
そういうとエヴァはクスリと笑い、
「あの時ののどかの絵文字使用量は凄かったな。それで『あ~相当熱くなってる』って思ったぞ」
そういわれたのどかはちょっとシュンとして
「あの時は…本当はあんな風になるつもりじゃなかったんです…
 …でも、あのとき位から、私の心の中で何かが変わったんです。
 そしてその気持ちがだんだんと膨らんでいくことが分かりました。
 エヴァンジェリンさん…私……………

 私もあなたの事が好きです!」
そう言われた瞬間、エヴァは驚いた。
そして、エヴァの瞳から涙が溢れてきた。
「の…のどか…………本当……なんだな……………?」
「はい!この気持ちに嘘はありません!」
そう言われたエヴァは、思わずその場にへたれこんだ。
「よ……よかった…………」
のどかはエヴァに近寄り、その小さく華奢な体を包み込んだ。
そして2人とも大いに泣いた……

 


翌朝…
「おっはよう~!のどか~!」
「おはようございますです。のどか。」
夕映とハルナは既に待ち合わせ場所にいた。
「ごめ~ん!!」
のどかはちょっと遅れて待ち合わせ場所に来た。
「いいっていいって!さってと!行きますか!」
ハルナが言うと、のどかが突然言った。
「あ~っごめん!今日は2人で先に行ってほしいんだ…」
のどかの言葉に当然驚く二人。
「何で(ですか)!?」
「ちょっと用事があって…」
その言葉に鋭く反応する2人。
「用事って…なにかなぁ~??」
「私たちを差し置いてという事はとても大切な用事かもしくは私たちに内緒の用事…」
「さぁ!白状しなさい!」
ハルナが詰め寄る。
「わわわわわわ!!ちょっとパルったらやめてよ~!!」
そういわれたハルナは直ぐにのどかから離れて言った。
「ごめんごめん。でも相当気になるなぁ~でも…ま、いっか。」
「…まぁ今日のところは許すです。」 
2人に珍しい行動。
「ありがとう!パル!ゆえ!じゃあまた後で学校で!!」
そういうとのどかは大急ぎで走っていた。

「ふっふっふ…こんなときこそ…」
のどかが視認出来なくなったのを確認したハルナは携帯電話を取り出し…
「もしもし~??あ、ちょっとお願いしたいんだけど~……」


一方、ここは女子寮から程近い桜ヶ丘4丁目。
そこで一人の女子生徒が痺れを切らして待っていた。
…エヴァンジェリンだ。
彼女は誰かを待っていた。5分前から。
だというのに既に痺れを切らしている。
すると…
「エヴァさ~ん!!!」
彼女を呼ぶ声が聞こえ、エヴァはその方向を見る。
声の主は…のどかだ。
エヴァはのどかが来るなり怒鳴った。
「遅い!この私を何分待たせるのだ!」
「ごごごごごごめんなさい!…ちょっとした尋問にあって…」
そういうのどかをみてエヴァは、
「…はぁ……まぁいい。とりあえず、学校へ行くぞ。」
エヴァが言うと、
「はい!行きましょう!」
のどかが明るく返事をした。
その時…
「!?…………誰だ?この気配……」
エヴァが何かの気配に気付いた。
「どうしたの…?」
「いや…何者かが見張っているような…気のせいか…?」
「気のせいよきっと。」
「そ…そうだな。よし!行くぞ!」
「はい!」
2人は何事もなかったように仲良く学校へ向かった。

その背後に「麻帆良のパパラッチ」がいることに気付かずに………

 

 


Endだと思うよ。

 

 

I can't see you. but now, I can.


「風が気持ちいい……」
満月が辺りを照らす夜、私は一人佇んでいた。
眠る事の出来ない私にとって、夜というのはただ自分の仕事をする時間でしかない。
マスターがお休みになられた後、私は決まってこの場所に来る。
学園都市を一望できるこの坂の上。
私はロボットだから「綺麗」という感情や「気持ちいい」という感情をもたない。
でも何故、今私は「気持ちいい」という言葉を発したのだろうか…?

「茶々丸さん。」
呼ばれたほうに向くと、私が本来見えるはずのない人物が「見えた」。
「相坂…さん…?」
同じ3年A組に所属し、出席番号1番の相坂さよさん。
マスターや他の方の話から推測される人物像として私が持っている情報は、
「幽霊」という事であった。
私は目の前の人物を見ての反応が出来なかった。
しかし、彼女は確実に私に話しかけているのだった。
「驚きました?あなたには絶対に見えないって思ってたんです。
 なんてったってあなたはロボットなんですもの。でも今確実にあなたに見えてる。
 何でだと思います?」
私はそう聞かれて答えを見出せなかった。
今こうして話していることに対しての処理が追いついていない。
いわゆる「戸惑っている」状態。
「す…すみません…今少し処理が追いついていないようで…」
「いいんですよ。戸惑うのも無理はありません。だって、今まで見えていなかったんですもの。」
相坂さんは優しく笑っていた。
「す…すみません…しかし、何故私に見えるようになったのでしょう?」
物は試しと聞いてみた。
すると相坂さんは、待ってましたとばかりに明るい表情で答えた。
「それがですね!授業が終わった後に不意に居眠りしてたんです。
 それで目が覚めたら…なんと私の姿が他の人に見えるようになっていたんです!
 なんでかは分からないんですけどね…」

世の中には非現実的な事象と言うものが沢山存在しているという事を以前から確認はしていた。
今回の相坂さんのこともその「非現実的な事象」に入るのだろう。
でも、今の私にとってそんな事はどうでもいいと思った。
「見えていることというのも…とても大切なことなのですね。
 そんなに明るい幽霊さんだったなら、もっと早く見えていたらよかったです…」
…何を言ってるんだろう…私…やっぱりさっきの高負荷でメインCPUに異常が出たのか…
私の言ったことで相坂さんは顔を真っ赤にしてしまった。
「そ…そんな…私なんか…ぜんぜん明るくないですし…ただの根暗な地縛霊ですし…ゴニョゴニョ…」
何かを言っているようだったが、私の聴覚システムでも聞き取れなかった。
その辺は幽霊である影響なのだろうか。

しばらくの沈黙。
先に口を開いたのは相坂さんだった。
「ところで…やっぱりここから見る景色はいつ見てもいいですよねぇ…
 それだけはいつまでも変わらない…私、ここからの景色が少しずつ変わっていくのをずっと見てきました。
 でも、やっぱり変わらないのはこの綺麗な景色。そして向こうから吹いてくる風。
 そして、夜の満月に照らされたこの街。いつ見ても変わらないんですよね…」
そう話す相坂さんの表情は、満月に照らされたその顔は…とても美しかった。
「相坂さんって…可愛い…ですね……」
「へぇ!?なっ…何を突然言い出すんですか!?」
びっくりさせてしまったようだ。相坂さんはあたふたしながら言った。
「本当の事を言っただけですが…いけませんでしたか?」
「いやっ…ダメかって聞かれても……………」
再びの沈黙。
そのときだった。
『おい茶々丸!何処をほっつき歩いてるんだ!』
マスターだ。相当お怒りのご様子…
「すみません…マスター」
『まぁいい…直ぐに帰って来い。』
「はい。マスター…」
その様子を見ていた相坂さんは、
「エヴァンジェリンさんですね…」
「はい…直ぐに帰って来いとのご命令でした…
 すみませんが私はこれで失礼します…」
残念だが、マスターの命令は絶対。逆らう事は許されない。
「分かりました。またお話しましょう!」
「はい…では…」
私は飛んで帰った。


翌日朝…
朝食を食べていたエヴァンジェリンは突然茶々丸に言った。
「茶々丸。今日は一人で先に学校へ行け。私は用事がある。」
「あ…はいマスター。」
茶々丸は言われたとおり先に学校へと向かった。

教室に着くと、いつもどおり騒がしい。
茶々丸の足はなぜか先に自分の席ではない方向へと向かっていた。
昨晩の高負荷がまだ影響しているのだろうか?
そして、教室の一番前の列一番窓側の席へと向かった。
そこには誰も座っていなかった。
誰もいない席に向かって茶々丸は挨拶をした。
「おはようございます…相坂さん…………」


終わり。

いやいや。全くカラオケと言う娯楽は怖いですな。
つい本気を出しつくしそうになります(((^^;)


さて、今朝立ち上げたばかりのこのブログですが、最低週3回は更新出来るように頑張りたいと思います。あ、もちろん小説をです。って事で帰り道の神楽霧月でした。

RRRRRRRRR…………

携帯電話が着信を告げる音で私は目覚めた。
疲労困憊だった私にとって、その音は忌々しかった。
でも、そのディスプレイに表示されている名前に、私は胸がはずんだ。
だが、操作をして表示した画面は、私の胸を弾ませるものとは程遠かった。

「…嘘……でしょ…?」
その瞬間、私の中で何かが音を立てて崩れ落ちた。
それは、確実に、そして残酷に私に現実を見せ付けてきた。
手の中にある携帯電話。
そのディスプレイに表示されている文字の羅列。



========================================================
 SendTo:ハルナ
 SentForm:SatomiHakase
 
 ハルナごめん。やっぱりこれ以上は無理みたい……

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刹那の後、私は手に持っているそれで電話をかけた。
メールの送り主に…

「…もしもし…葉加瀬です。」
彼女はいつもより少し低い声で電話に出た。
電話がかかってくるのを予想していたようにも聞こえるその声に、私は思わず声を荒げた。
「聡美!?ハルナだけど何!?あのメール!あまりにも酷すぎるじゃない!はっきり説明して頂戴よ!」
「……………」
彼女は何も返事をしなかった。
それが私には余計に腹立たしかった。
「何で何も返事をしないのよ!何とか言いなさいよ!」
「……ゴメン…ハルナ…私………もう限界なの…………」
「限界なの」と言うその言葉に、私ははっとした。
彼女が色々背負っている事は百も承知のつもり。
でも…どうしても今の彼女が許せなかった。
信じてたから…




だから…


私は静かに言った。
「もう少しでいいから…………ね?」
すると、彼女は
「もう無理なの!これ以上……」
彼女は声を詰まらせたが、必死の様子で言った……














「もうこれ以上原稿の手伝いをするのは無理!手がもげそうなほど痛いの!!!」
「しょうがないじゃない!!あなたしかいないの!!明日〆切なのよ~!!」
「そう言われても私じゃこれ以上は無理よ~!ハルナには専属アシスタントがいるでしょ!?」
「アシ二人がくたばったからアンタに頼んだの~!!もう少し~!」
「……もう無理……(バタッ)」
「ちょ…聡美!?聡美~!?」
ツーッツーッツーッ……

あぁ神様…私にもう少しだけ時間を下さい…
あぁ超様…私にカシオペアを……

「パルには魔力が無いからカシオペアは動かないネ!」

「………………orz」



終わり??


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