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魔法先生ネギま!のファンブログ。というか主に管理人作のネギま!SSを載せて行きます。
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プロフィール
HN:
神楽霧月
性別:
男性
職業:
大学生
趣味:
さまざま…
自己紹介:
兵庫県の歌劇で有名な街出身で現在東京都渋谷区在住のぬるいオタク。
ネギま!を知ったのは実はアニメから。
ある夜、テレビを付けていたらなにやら面白そうなアニメが…それがネギま!だったのです。
そこから堕ちるのは早かった。
あっという間にオタクの道へ…
ですが実はそれ以前から801系に走っていたので、染まるのが速かった。と言うかそれ以前に染まりきっていたか。
そんな私は大学生。某私立大学で漫画研究会に所属しています。
近いうちにイベントでネギま!のSS集を出したいと思っています。
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最近更新がカンペキに滞っているこちらのブログ。
新年一発目の更新はレビューから参りましょう。

おっと。ネタバレのため続きに。

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皆さんおはようございます。
神楽霧月です。
今日リンクを追加しました。

私のリスペクトするアーティストであります「霜月はるかさん」の個人音楽サークル「MapleLeaf」が活動5周年を迎えたということで、12月のコミケで記念作品を頒布するということで、そちらの告知ページへリンクさせてもらいました。
これは真っ先に買いに行かねばwww
ってことでこちらはお勧めですw


そしてもう一つはネギま関連ブログさま。
私のネットラジオ「神楽霧月のFullMoonNightParty」で音楽を使わせていただいているしょすけさんの「ネギま!フリークによるmp3」さま。


なんとリンクしていただいているのに気づかず…orz
はい。吊ってきます…

ってことでネギま!の世界を音楽に。
そんなサイト様です。
歌入れ、もうちょっと待ってください…orz


ってことで、リンク先どんどん増えるといいな。

え~色々ありまして今朝録画分を見ました。
ってことで早速レビュー行ってみようっ!

ではどうぞ~
「また来ちゃった…」

何もする事はないのに…

夕方の海岸線は、人影もまばらで、静けさが支配している。
独りでこの海岸を歩いたのはいつぶりだっけ?
そんなつまらない事を考えながら、海風を受けて歩く。
鼻歌なんかも歌ってみる。
でもすぐやめた。
BGMは波の音でいい。
寄せては返す波。

「あいつも好きだったよなぁ…海…」
無意識に呟いた言葉に、私ははっとなる。

そして涙が零れた。


どうしていなくなってしまったんだろう?

どうして私の前から消えてしまったんだろう?


「和美さん!」
私を呼ぶ声が聞こえた。
懐かしい、そして愛しい声。

私は振り返った。

彼女は立っていた。

私の前から消えたあの日の姿で。
私はゆっくり近づいた。幻かと思った。
また消えてしまわないか怖かった。
でも彼女は消えなかった。
私は彼女を抱きしめた。
「さよ…おかえり…」

キッチンにはハイライトとウィスキーグラス。

「…平和だなぁ…」
静かな昼下がり、私は「ヒミツの場所」に来ていた。
ここには誰も来ない。というか、普通来る事は出来ない。
まぁ言ってしまえばここは屋根の上。
私しか知らない場所。
小学校4年の時に見つけた場所。
ここなら誰も来ない。
一人になれる場所。
そこで私は、ブレザーの胸ポケットからあるものを取り出した。
タバコとライターだ。
当然ながら私は未成年。
タバコを吸ってはいけない年齢だ。
だが誰も見ていないのだから構わない。
私はタバコを箱から出し、口にくわえて火をつけた。
そして一気に煙を吹き出した。
「…平和だなぁ…」
普段私は平和とはかけ離れた世界にいる。
事件や事故、スクープを追い続けている毎日。
だが、さすがに毎日そんな日々を送っているのは疲れる。
だからここで一服するのだ。
まぁ…ばれたらとんでもないことになるんだろうけど…
でもだれも来るはずがない。
それを確信しているから、私はここで心置きなくタバコが吸えるのだ。
そう…心置きなく……

「和美さん♪」
「あわっ!?」
素っ頓狂な声をあげる和美。
当然である。まさか誰かがここに来るなんて予想外なのだから。
さらに言えば、一番来て欲しくなかった人物が来てしまったのだから……
「さ………さよちゃん!?…どうしてここに…」
「いえ、この辺を散歩していたら、偶然和美さんの波動を感じたから…って、和美さん!?」
さよは、和美の右手に握られているものを見て驚き、声をあげた。
「い……いや………これは…………そのぉ……………」
「た……タバコ……ですよね……」
さよは少し寂しそうに呟いた。
やはり親友がタバコなぞを吸っていたことがショックだったのだろう。
「…………………」
「…………………」

沈黙。
完全なる沈黙。
風が木の葉を揺らす音だけが辺りを支配する。


重い沈黙を破ったのは、和美の方だった。
「……やっぱり……タバコ吸ってるなんて………よくない…かな……」
「え?」
「いや…何かさ……なんでタバコなんて吸ってるんだろうなぁ~って時々思うわけさ。
それでも何でだか吸っちゃうんだよねぇ……あの時から……ずっと……」
和美の一言に、さよは一瞬ひっかかった。
「(あの時……?)」
そんなさよの様子に気付いたのか、和美は取り繕うように言った。
「と…・・・とにかく、この事は秘密にしておいて!お願い!」
「いいですよ。」
「本当!?」
さよの一言に、一気にテンションの上がる和美。
「その代わり………」
「?」
「ずっと友達で…いてくれるって、約束してくれますか?」
「……いいよ。」



おわり。

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